御用始め。
お正月休みもあっという間に終わり、4日が御用始めでした。
3日には、光善寺と元善光寺に行きお宮参り。光善寺は雰囲気良くて、また春の桜の季節に行ってみたいなー
三重の塔は南信州唯一!
年末年始の食べすぎで胃を休めたくてお蕎麦屋さんを探していたら、道沿いに小さな看板を発見!
これが大当たり◎とっても素敵なお店でした~
ザ・女子が好きそうな古民家を改造したお店で、おいしい十割そばを食べることができます。
案の定Iターンの方がやっていて、ご夫婦ののんびりした手作りの雰囲気が素敵でした。
こっちきてから、Iターンかなと思うと勝手に親近感覚えてすぐ声かけたくなる(゚ω゚)
奥には本棚があって自由に読める。お茶しにいくのもよさそう。
お年賀ということで、そば団子をサービスしてもらいました♪らっきー
村の話ではなくなりましたが、飯島町のひねもすというお店おススメです♡
さて、4日から早速訪問先廻りをして、年末年始の過ごし方を聞いたり聞かれたり。
残りの任期であと何回廻れるかなーと思うと寂しくなります。
お正月の名残でお雑煮を出してくれて、お餅を1軒のお宅だけで3つも食べ、(そして夜は役場の新年会 *_*)
年越しに食べなかったお蕎麦も、こんな食べ方あったんだ!という形で出てきて、とっても美味しかった♡
お蕎麦を茹でてキュウリ、パプリカ、柚子をごま油と醤油、塩とあえる!
いつも訪問するとぱぱっとご馳走を用意してくれて、しかも自分のオリジナルレシピを生み出してしまう、すごい方!
そして木目込みや刺繍の風景画などたくさん作品がお家に飾ってあって、手芸もできる!
しかもただキットを作るだけでなくて、捨ててしまう見本の紙を使って~とかアイディアを出してさらに一工夫する発想力とか、モノを無駄にせず大事にするところとか、会う度にすごい素敵な方だなと思います。
昔はお正月には挨拶回りで家を方々廻っていたり、普段でも近所にお風呂を借りにいってお互いの家でお茶飲みしてたけれど、今はそういう行き来がなくなってしまったと話してました。
同じ集落に住んでいるのに「あれ会うの〇ヵ月ぶりだね」っていうのはおかしいと思い、仲間と相談して女性が集まる会を作ることに決めたそう。
きっと5、6人程度しか集まらないだろうと思っていたら14人も手を挙げてくれて、それから6年も続いていて、先生や村長を呼んでお話しを聞いたり、最近は元地域おこし協力隊が来て皮小物作りをしたと話していました。
そういう会がこの集落にはいくつかあって(男女混同のグループも)、私が訪問している他のお宅でも集まり会の話を聞いたり、旅行の写真を見せてもらったり、きっとお年寄りの生きがいの一つになってるのかなと思ってます。
毎週活動させてもらっているサロンでも、同じように“お茶飲み場”の役割を果たしてると言ってました。
話を聞かせてくれたおばあちゃんも、家にこもって一人でいるより他の人と話すだけでもお互い元気を貰えると言っていて、そういえば、元気な集落って〇〇の会が多いなと。
山に囲まれた過疎地だからこそ、助け合わないと生きていけない。
今は昔に比べれば何もかも便利になって、風潮が変わってくるのも仕方ないかもしれないけれど、根本にあるものは変わらなくて、「何か」あったときに守ってくれるはず。
そこが田舎の良さであり捉え方によっては煩わしいと感じる人もいて、価値観の問題だろうけれど、私は温かみを感じるし、人が人らしく生きるってそういう事なのかなと思います。
うん、やっぱりこまめに書けば記憶も鮮明で大事な部分をちゃんと残せるからいいな。笑
訪問先のお宅では、年末に届けられた稲伏戸のお正月飾りが玄関を彩ってました°˖✧
配った中に自分が作った おやす もあると思うと何とも嬉しくなる🌼
ちなみに後で聞いた話によると、おやすは神様の食べ物を入れるもので、お米などを入れて飾るのが正式だそう。
それから、1月14~16日は小正月(元旦は大正月)といって、3が日忙しかった奥さんが挨拶回りしたり親元に帰ることができることや、元旦に歯固めで食べる柿の種は財布に入れておくとお金が貯まるとか、16日は餓鬼の首といって仕事はしていけない日とか・・
昔ながらの風習の話を聞けば聞くほどおもしろい♪
それにしても、こんな立派な飾りをどんど焼きで燃やしてしまうと思うとちょっと切ない(T_T)